ヨガ哲学と社会派ブログ

インドにてヨガインストラクターの資格を取得し、ヨガ哲学とともに『インド式ヨガ』を広める活動をしています。 大学にて『心理学』を専攻し、その後も独学で『脳科学』や、ヨガと心理学との関連を研究中。 また、日常生活や社会生活での、ヨガ・心理学・脳科学の応用方法の研究を行い、結果をブログにまとめています。 簡単に言うと、ヨガの『スピリチュアル』な専門用語を、現代の科学的な言い回しに置き換えて、分かりやすく紹介しています。

目のつけどころを変えると見える景色とは?  ~宮本武蔵が残した「五輪の書」から解明~

今回の内容は
「目の付け所」を変えて
幸福を発見する方法の紹介です。


「目の付け所」とは
”意識的な見え方”
の違いのことを言っていますが、
視覚との共通点があるので
物理的な例で紹介しています。


内容は
「意識の俯瞰」や
「考え方を広げる」ことと、
視覚を俯瞰して
景色を広げることが
”同じ意味”というものです。

 

 

【視点を変えれば多くのものが見える(閃く)】


「俯瞰した視野」を持って
見える景色を広くすることは
”閃き力”を上げることに繋がります。


この
「俯瞰した視野」とは
意識的な「俯瞰」のことで
意識を広げることが
「気づきの力」をあげることになります。


ちょっと想像しにくいと思うので
実際の「目の働き」
を例に説明します。


目には
「中心視野」と
「周辺視野」があります。


中心視野とは
目の中心がとらえている視野で、
「視線」とも言えるものです。

視線を合わせたものは
ハッキリと鮮明に見ることができます。


対して
周辺視野とは
目の「中心以外」でとらえている視野です。

「視点」の外側、
目の端っこに映っている視野です。


普通は
「中心視野」を使って
見るものにピントを合わせます。


そして
「周辺視野」は
なんとなく見えているもので
あまり意識にはのぼってきません。


というのも
「周辺視野」は潜在意識なので
”視て”はいるけど意識にあげる必要はあまりありません。


だから
目の前にある「消しゴム」を探してしまう。
という現象が起きます。

見えているけど
”気づかれにくい”のが
「周辺視野」です。

 

 

【大切なものほど視界に入る(意識にのぼる)】


では
目の前にあるものが「ケータイ」や「財布」だったら
同じように
視界に入っているけど探してしまう。
という現象は起きるのか?
というと

そうではありません。


なぜなら
「ケータイ」や「財布」は
消しゴムよりも重要性が高いからです。


このように
「潜在意識」から「意識」にのぼってくるものには
”順位”があります。


そして
「目」の場合は
「動く物」の重要性が高いので
視界に入る動くものを
”無意識”のうちに目で追ってしまいます。


この
目のシステムを利用したのが
「手品」「フェイト」です。


ですが
実際のところ「潜在意識」は
全てを同時に把握しています。


しかし
「意識」という”自我”の性格の違いが原因で
見たいものだけを選んで見ています。


これが
”人によって全く違う世界を見ている”
というやつです。


だから
「手品」や「フェイト」に
かかりやすい人と
かかりにくい人がいます。


もっと言うと
「手品」や「フェイト」のタネを知っていれば
見破ることが簡単にできるようになります。


その方法が
「潜在意識」が見ているものと
「意識」が見ているものの
”違い”に気づくことです。


言い換えると
「周辺視野」に見えている
”全体性”を
意識的に観察します。

「本当は見えていた」
ことに気づくだけです。


というのも
心理学に「カクテルパーティー効果
と呼ばれるものがあります。


これは
どんなに騒がしいところでも
自分の名前が呼ばれたら
なぜか気づけてしまう。
というものです。


「聴こえた」声に
脳が順位をつけて
後から「あ、聴こえてた」
と反応します。

 

このように
「本当は聴こえていた・見えていた」
ことに気づけば
自分のクセが分かるようになり
潜在意識を観察することができます。

 

 


【潜在意識を利用することが「達人技」】


「周辺視野」で全体を見つめる
”目の使い方”を
仏教では「空を見つめる」と言います。


さらに
宮本武蔵
中心視野を「見の目」と表現し
周辺視野を「観の目」と表現していて

多くの敵と対峙する時も
一対一で戦う時も
「観の目(心の目)」で戦うことが大切だ。
五輪の書に記しています。


周辺視野を利用することは
潜在意識の「全部見ている」能力を使うということで、
潜在意識は”心の目”と言えるものです。


というのも
「潜在意識」を意識することは
”心の変化”を意識するということであり

心の変化を知ることができれば
悩みの理由や
感情的になった時の原因が分かるようになります。


つまり
心を制御することで
人生を楽に生きることができる
ということです。


そもそも
「心」と「脳」は表現を変えた”同じ意味”のものです。


また
「潜在意識」とは
脳が疲れないために
「意識を自動化したもの」です。

 

そして
「心を観ずる」とは
「瞑想」そのものであり、

自分を見つめ
”本当の幸せ”を手に入れようとする考えは
ヨガの基本概念です。


つまり
「心を見つめる」
「潜在意識を利用する」
「達人・プロの技を修得する」
とは
全て”同じ意味”で
言い回しが違うだけです。


もっと言うと
この部分は「基本」であり「真理」で
どんな物事にも”応用が効く”のです。


さらに言うなら
「一流の人」はここをきちんと押さえていて、
応用を効かせ、人生を楽しく過ごしています。

このように
人生をクリエイトして
楽しく過ごすことが
本当の「幸福」ではないでしょうか?

 

 

【おわりに】


以上が
視覚的な表現を使った
「潜在意識」の使い方です。


本当は見えているけど
”意識にはのぼってこない”ものに気づく。


そうすることで
視野を広げることができます。


これは
視界に限らず
「思考」にも同じことが言えて

”今感じていることに気づく”ことで
考えを広げることができるので
「閃き」を強くすることができる。


という内容でした。

 

この記事を読んだ人に閃きが降ってきますよう。

 

ありがとうございました。